恋のから騒ぎ 第592話
「思わず引いた クリスマスイヴの男の演出」
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今回の新メンバーは、クリスマスと言うこと(?)で2人。
1人目、引宇根悠 ( ひきうねはるか )さん、19歳、旅人。苗字が珍しい。
2人目、山田純子 ( やまだじゅんこ )さん、28歳、レセプションアテンダントの育成トレーナーをしている。おじぎの角度や、会話の仕方などを教えている。
おじきの角度は何通りかを使い分けるそうで、お迎えのときは15°、お見送りのときは、45°、指先は、左手を上にするんだそうだ。


今回のゲストは、 藤井隆 さん。
テーマは、「思わず引いた クリスマスイヴの男の演出」


1人目、 越智亜由美 さん、「クリスマスライブ」
バンドをしていた彼氏に、「クリスマスライブがあるからおいで。」と言われて、ライブハウスへと向かった。ライブ中、終盤に差し掛かり、盛り上がりを見せた頃、最後の曲の前に、「この曲は、最愛のプリンセスあゆに捧げます。」と、恥ずかしすぎるなまえで、叫びだした。普段は、プリンセスあゆなんて言わないのに、指まで指されて、みんなに注目されてしまった。
そして、気分がますます盛り上がってきた彼氏に、最後の曲の途中で、「俺のプリンセス! 来年も再来年も俺と一緒に過ごしてくれますかぁ!!?」と言われて、絶対嫌だと思ったのだが、観客にも聞こえないほどの小さな声で、「過ごします。」と言った。


2人目、 田村京子 さん、「レッドカーペット」
おととしのクリスマスのときに、彼氏との待ち合わせの場所である池袋の噴水に行ったら、3mほどの微妙な長さのレッドカーペットが敷いてあった。彼氏がクリスマスの演出のために持ってきたらしい。しかし、持ってきたカーペットは、移動の時に、巻いて持たなければならず、1日中、カーペットを肩に担いで店入ったりして、すごい恥ずかしかった。
ちなみに、その彼氏は、当時高校生であった。


3人目、 吉本真佐美 さん、「教会に連れていかれた」
クリスチャンであった彼氏が、クリスマスの日、迎えに来たとき、すでに家族の人が一緒であった。自身は、家族が一緒とは聞いておらず、戸惑ってしまった。
彼氏は、6人兄弟の長男、両親も一緒に来て、朝の10時に教会に行った。教会では、パーティーが開かれており、一番下の子供が小学生だったので、そのお遊戯を見せられて、キリストの血が入っているとされるクッキーを食べさせられた。
次に、礼拝の時間となる。それがものすごく長かった。結局終了したのは、午後4時。6時間であった。そのまま、デートと行きたいところであったが、彼氏の家族が、自宅まで送ってくれてしまった。


4人目、 大竹真由 さん、「ド派手なイルミネーション」
付き合って間もない彼氏が、「すごい綺麗なイルミネーションがある場所を見つけた。」と言うので、「おまえを連れて行ってやる。」と言って、車で、その綺麗なイルミネーションを見に行くことにした。
車で走っていると、どうも、見覚えのある景色が、、。そして、彼氏は、車を止め、「ここだよ。」と言って教えてくれた場所は、なんと、自分の家であった。。。
大竹真由 さんの家は、毎年、東急田園都市線の沿線住民(特にたまプラーザやあざみ野付近)が良くやるような、家全体を派手な電飾で飾るイルミネーションを行っていた。しかも、業者さんを使って。
彼氏は、まさか、その家が、大竹真由 さんの自宅だとは、思っていなかったようである。彼氏には、そこが自宅であることは、恥ずかしいので、一切言わなかった。
なぜ、恥ずかしいのか、夜、自宅に帰ると、付近に何台もの車が止まっていて、赤の他人が見物しているのである。自身は、そういった光景を見るなり自宅を素通り、家に入ることさえ出来ないそうだ。


5人目、 西嶋陽子 さん、「本堂貸し切りパーティー」
彼氏が、クリスマスの日に、「家に来ない。クリスマスパーティーを2人でしよう。」と、誘ってくれたので、家族にも紹介してくれるのかなと思い、期待を膨らまして、一緒に行くことにした。
しかし、彼氏の家に着いたとたん、自身に対して合掌を始める人がいた。その合掌をした人こそ、彼氏の父であった。
彼氏の家は、寺であることをここで始めて知り、彼氏が、「ここだよ。」と言って、開けたところに、仏様がいて、自身は、これからお経を唱えるような気分にしかなれなかった。
すごく広い本堂だったので、寒い上に怖い。彼氏が、「ちょっと待ってて。」と言って持ってきたものが、プレゼントではなく、いきなり電気が消えて、光が向かってきて、ローソクがいっぱいささったクリスマスケーキを持ってきてくれた。もう、火の玉にしか見えなかった。しばらくして、彼氏が再び、「ちょっと待ってて。」と言って立ち去る。今度こそプレゼントと思いきや、ゴーン、ゴーンと、ちょっと早い除夜の鐘が鳴り響いた。「やっぱ、クリスマスは、ベルだよね。」と思ってしまった。
全然ひいてしまい、つまらなかった。


6人目、 横井由香 さん、「山小屋」
クリスマスは、いつもなら、レストランなのだが、行き慣れているということもあり、今回は、ちょっとロマンチックに過ごすということで、山小屋に誘われた。
山小屋に行ったら、暖房が無く、暖炉にキッチン、あとは寝る場所だけであった。山小屋自体はかわいらしいのであるが、本当に何も無いので、料理は、自身が作る羽目になる。しかも、暖炉の使い方が慣れておらず、夜、寝るとなっても、暖炉が消えてしまうと寝れないので、彼氏は、暖炉にかかりきり、自身は、ひとりで寝る羽目になってしまった。
翌朝、起きたら、枕もとにクリスマスカードが置いてあり、開けたら、「この山小屋を君に。」と書かれていた。つまり、クリスマスプレゼントは、「山小屋」
しかし、女家族であったため、管理できる人がおらず、以前も別荘を手放した経緯もあるので、この山小屋も管理できそうになかった。


説教部屋は、田村京子

Merry Christmas
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